ジグソーパズルは「脳を活性化させるため、子どもの成長にはとても有効的な遊び」とのこと。
子どもの成長にはピッタリのおもちゃなんです。
具体的にはどんな効果があるのでしょうか。
年齢によってどんなジグソーパズルを選べばいいのか、おすすめジグソーパズルもご紹介します。
ジグソーパズルが子どもに与える知育効果

パズルは「頭によさそう」というイメージはありますが、具体的にはどんな効果があるのでしょうか。
・集中力・記憶力が高まる
・手先が器用になる
・脳が活性化する
・自己肯定感が育つ
・論理的、理論的な思考が身につく
・想像力、空間認識力を高める
主な効果としてだけでもこれだけあるんです!
楽しみながら遊べてこれだけの効果があるなら、親としては是非とも取り入れたいおもちゃですね。
認知症予防にも効果があるそうなので、おじいちゃん、おばあちゃんと一緒にしてもらえば一石二鳥かも?(怒られそうですね。)
集中力、記憶力がUP!

ジグソーパズルを組み立てていくのは、集中力を養ってくれます。
もちろんうまくできなくて、すぐに諦めてしまうかもしれません。それでは養うどころではありませんので、年齢に合ったもの、興味のあるものをうまく使って取り組むのが大事です。
ピースが増えるとそれだけ集中力も高まり、持続時間も長くなっていきます。
また、記憶力も高めてくれる効果があります。
特に同じパズルを何回かすると、ピースの形や位置、完成した絵を覚えているのでどんどん完成までの時間が短くなります。
ちなみに、宇宙飛行士の訓練では集中力を高めるためにジグソーパズルが使われているそうですよ。
手先が器用になる
ピースをはめ込む、形を合わせるといった作業は、小さな子供にとっては意外と難しいです。
ピースをつかんだり、形に合わせてくるくる回してみたり、手先の器用さが養われます。
最初は結構無理やり押し込んだりするので、一緒にやってあげるといいですね。
脳が活性化する

ジグソーパズルは右脳を鍛えてくれる効果があるといわれています。
右脳は感性脳、イメージ脳と言われており、視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚の五感に関係し、感情をコントロールしています。
3歳前後は言語がまだ未発達なため、右脳の働きが活発な時期と言われています。
この時期に感性や想像力、ひらめきなどの能力を高めておくといいそうです。
成長するにつれてどんどん左脳が活発になり、右脳を使う機会が減り、いわゆる「頭でっかち」柔軟な発想やひらめきがなくなっていくので、右脳を鍛えることは脳の活性化になります。
自己肯定感が育つ

ジグソーパズルを完成させるというのは、一つのことをやり遂げる達成感と充実感が得られます。
これは自分の自己肯定感につながり、自分自身の自信にもつながります。
そしてもっと難しいものに挑戦しようという意欲もわいてきます。
親が褒めてあげるとより一層いいですね。
論理的、理論的思考が身につく
ジグソーパズルをいかに効率よく完成させるか、ピースを色分けしたり、枠から作ったり、分かりやすい図柄から組み立ててつないだり、色々考えて工夫をするようになります。
このように頭を使って考えることは論理的、理論的思考を育ててくれます。
想像力、空間認識力を高める

完成図を予想しながらジグソーパズルを組み立ててり、ピースの形や位置など目で見た情報を頼りに頭で考えて、想像していくので想像力が身に付きます。
空間認識力とは簡単にいうと物の位置や形状、方向、大きさ、位置関係などを素早く認識する能力のことです。空間認識力が高いと紙に書かれた図形を立体的にイメージできたり、目の前になくても脳内でイメージできたりします。
たまに地図が読めないという人がいますが、これは空間認識力が低いためです。
空間認識力はスポーツ全般や絵を上手に書くためには必要になりますし、生活においても車の運転などには欠かせません。
教育のために生まれたジグソーパズル

そもそもジグソーパズルは子どもの教育のために生まれました。
1760年頃にイギリス・ロンドンで地図職人技師が最初に子どもの教育のために地図のパズルを作ったそうです。ピースがそれぞれの国の形をしており、つなげると地図になるというものです。
これがイギリスの教育現場で広まり、ジグソーパズルは今では記憶力、集中力、色彩判別力・図形認識力・知覚統合力・空間認識力などを養う「無限の展開と可能性を秘めた知育玩具」と言われています。
ちなみにジグソーとは英語で「JIGSAW」糸鋸(いとのこ)のことです。
初めて作られた地図のパズルが木製でいとのこでカッとされたことから「ジグソーパズル」と名付けられたそうです。
子どもに聞かれた時のために覚えておくとちょっと自慢できますよ。
知育におすすめなジグソーパズル

最近では子ども向けに「知育パズル」と呼ばれるものがたくさんあります。
知育パズルとは子どもが楽しく遊べて、なおかつ知能を高める効果があるものです。
一体どんなものを選べば良いか迷いますよね。そこでおすすめと選び方のポイントをご紹介します。
0~1歳向け 4~10ピース はめこみパズル
初めてのパズルは板パズル、ベビーパズルとも呼ばれています。
4ピースから10ピース未満の簡単なもので、大きさや形の違うピース、キャラクターなどをそのまま切り取ったピースを台座にはめこんでいきます。
簡単なようですが、1歳児にはピースをつかんではめこむという作業は意外と難しいものです。
キューブパズル
キューブ型のピースそれぞれに絵柄があり、6通りの絵が楽しめ長く遊べます。
2歳以上向け 50ピース未満
2、3歳向けになると20ピースや30ピースなど50ピース未満のチャイルドパズルがおすすめです。
知育向けにあいうえおや数字といったものもあります。
子どもの様子をみて徐々に難易度を上げてみるといいですね。
パノラマパズル
難易度を上げていくのにピッタリなのがパノラマパズルです。
3枚それぞれピースの数も形も違います。8、12、16ピースと徐々にピースの数が増えていき、つなげることができるので、子どもの楽しみが広がります。兄弟やお友達同士で楽しむこともできますよ。
折り畳めば1枚のサイズになるので後片づけも楽ちんです。
ディズニーやトーマスなどもありますよ。
小学生向け 50~100ピース
100ピース未満だとキャラクターのパズルであれば、小学生未満でも完成させられる子どもも多くいます。パズルが好きで得意な子はもっと多いピースのパズルにどんどん挑戦してもいいでしょう。
「日本地図パズル」は楽しみながら、日本の形、各都道府県の形、県庁所在地、特産物などが覚えられるのでおすすめです。
特にこのパズルは木製なので、木のぬくもり、五感に働きかけて感性豊かな子に育つという効果も期待できます。
木のおもちゃは「木育」といって知育にとってもいので、是非取り入れてみてくださいね。
我が子はパズルとして遊びだす前に、特産品だけクイズのようにして遊んでいたので、3歳前には各都道府県の特産品はすべて覚えてしまいました。
子どもが興味を持ち、スポンジのように吸収してくれる時期を見逃さないようにしないといけないですね。
おすすめ立体パズル
普通のパズルに慣れてきたら、立体パズルに挑戦してみるのもおすすめです。
代表的なのが球体の地球儀パズルです。
完成すればそのままインテリアにもなっておしゃれです。
インテリアになるものには、時計やランプなどもありますよ。
ムーミン パズルクロック シーンズ・オブ・ムーミンバレー 145ピース 球体パズル大人気のムーミンのインテリア時計です。
クリスタルパズル トトロ・グレー 42ピース 立体パズル 145ピース 球体パズル
こちらも大人気のトトロのクリスタルパズルです。光をあてれば可愛いインテリアに。
モンテッソーリ 木製パズル
モンテッソーリの人気の木製パズルです。
木の暖かみはもちろん、イラストの可愛さもありながらしっかりと脳を刺激して教育効果もあります。
長く使えるので出産祝いや誕生日プレゼントにも人気の商品です。
ボーネルンド 魚つりパズル
知育玩具で有名なボーネルンドで人気なのが魚釣りパズルです。
魚釣りゲームとしてもパズルとしても楽しめて、長く遊ぶことができます。
魚釣りもただ魚を釣るだけでなく、色や形の認識を高める工夫がされています。
パズルは簡単そうに見えて、大人でも難しいほど複雑ですが、何度もすることによって段々分かってくるようになります。
大人と子ども一緒に楽しめるのがいいですね。
ジグソーパズルをするときの注意点

無理にさせない
いくらジグソーパズルが知育にいいからといって、無理にさせようとしてはいけません。
興味をもてば子どもは自然と遊びだします。
興味を持つように好きなキャラクターや好きな動物、車などにするといった工夫をするのはいいですが、無理に進めると逆効果になります。
また、パズルをするとママが喜ぶと、ママの顔色を伺うようにもなってしまいます。
一緒に取り組んで、一緒に楽しみましょう。
ピースがはめれたらいっぱい褒めてあげて、そのうち一人でやりたいという気持ちが芽生えてくれば、そっと見守りましょう。
まとめ

ジグソーパズルはもともと教育のために誕生したというほど、子どもに与える知育効果は高いです。
親としては是非取り入れたいおもちゃですよね。
子どもの知育だけでなく、大人になっても普段使わない右脳を刺激したり、一生楽しめる趣味でもありますので、その楽しさを小さいうちから知って欲しいと思います。
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