子どもの発達が気になる…。
全然言葉を話さない。
療育に通ったほうがいいのかな。
そんなところから始まった療育も通い始めて1年が経ちました。
ここでは1年通ってみてどうだったのかをお伝えしようと思います。
療育に通うまでと、通いだした当初はこちら!
療育に通いだして変わったこと
療育に通いだした当初はまだ緊張しており入り口からなかなか私の手を離しませんでしたが、1年も通うともう入り口で靴と靴下を脱いだらさっさと行ってしまいます。
ハッキリ言って劇的に何か変わった!ということはありません。
じゃあ行っても意味がない?ということではありません。
幼稚園・保育園といった大集団ではできないことも、療育の小集団ならできることも多々あります。
参観日などに行くと、遊びの説明やルールを先生がしても、
「いや、うちの子まだ絶対理解してないー。」と思うことがあります。
それでも進んでいって、理解が早い子がさっさと答えたりするというのがよくあります。
わからないなりに楽しんでくれていればまだいいですが、そうでない子も当然いて難しいですね。
療育の場合はそういった見逃しはありません。
なんせマンツーマンで先生がついているので何度も説明してくれますし、理解が甘い場合はまた次週も同じ遊びをしてくれて、変化などを報告してくれます。
子どもの意見をしっかり聞いてくれる
療育の場合、自由遊びの際何をして遊びたいか子どもの意見をしっかり聞いてくれます。
幼稚園・保育園の場合自由遊びは文字通り、自分で勝手に自由に好きなことをして遊びます。
療育では部屋にはまずおもちゃも絵本も置いてありません。
トランポリンなどがある部屋も鍵がかかっています。
今から自分が何をして遊びたいのか、何のおもちゃを出して欲しいのか先生に伝えなければいけません。
最初は当然自分の意見は言えないので、他の子が始めた遊びに便乗していましたが、最近ではこれがしたいと先生に言うようになったそうです。
些細なことかもしれませんが、成長を感じられて嬉しかったです。
幼稚園・保育園とも連携してくれる
療育施設によっては通っている保育園・幼稚園とも連携してくれます。
保育園・幼稚園での様子を直接聞き取り、情報を共有してくれます。
先ほどもお伝えしたように、大集団と小集団では態度も様子も違う子もいます。
親が園での様子を伝えるより、担任の先生と直接話してもらったほうが早いし確かですよね。
療育ではできているのに園ではできていない、またはその逆などより深く子どものことを知ることができます。
中には園には療育に通っていることを内緒にしている保護者の方もいらっしゃいます。
もちろん保護者の許可なしに勝手に連携はしないので安心してくださいね。
親子ともに第三の居場所
個人的な意見ですが、子供にはたくさんの人と出会い、色んな体験をしてほしいと思っています。
家と園の往復ではちょっと物足りないかなと。
休日に出かけて気分転換ももちろん大事ですが、親や身内、園の先生以外にも色んな大人がいるのだということを知って欲しいのです。
そして自分自身も家と会社の往復だけではストレスが溜まります。
一人で出かけることなんてここ数年ありませんし・・・。
人は誰しも場所によって色んな顔があります。
我が子は家では殿様、園では引っ込み思案、療育ではその間?かどうかはわかりませんが、毎回行くのを楽しみにしているので大事な居場所の一つではあるようです。
親にとっても園のお友達の保護者の方とは療育に行っている話などはしませんし、療育に通っている子どもの親同士交流がもてることはすごく大事です。
診断と療育は別
療育に通っている子どもたちはほとんどがグレーゾーンと呼ばれる子どもたちです。
ハッキリ診断がついている子もいますが、ついていない子の方が多いです。
療育に通うには診断が必要だと思っている人がいますが、そんなことはありません。
まだはっきりとした診断を受け入れる心の準備ができていない場合は急がなくていいのです。
逆に早くハッキリさせたいという保護者の方は病院で検査を受ける人もいます。
診断がなくても療育には申し込めます。
もちろん何回か発達検査をして、児童心理司の方と面談などもして決まりますので申し込めば必ず行けるわけではありません。
それでも保護者の方が療育に通うことを恐れたり、恥ずかしがったりせずに通わせたい!と伝えることが大切だと思います。
うってかわっておしゃべりに
そもそも療育に通いだしたのは3歳になっても全く言葉を話さなかったのがきっかけですが、うってかわって今ではうるさいくらいしゃべります。
3歳9ヵ月検診では検査をなんなくこなし、「え?まだ療育通われてるんですか?」と言われたくらいです。
きっかけは言葉の遅れですが、気になることは他にも多々あるわけで、話し始めたからといってじゃあ療育はもういいですーというわけではありません。
喋るといっても家の中だけで、外では相変わらずしゃべりません。
通いだせば年度が変っても継続して通うことはすんなりいきます。
やめるのはいつだってできるので、本人も楽しんで行っているので2年目も続けて通おうと思っています。
破格の値段の幼児教室
療育は無償化の対象なので、3歳以上は無償です。
1カ月にかかる費用は材料費とおやつ代で数百円です。
一方で某幼児教室などは月謝が1万5千円~1万7千円。これとは別に入会金、教材費、管理費などがかかります。
とてもじゃないけど、よっぽど裕福な家じゃないと無理。
そもそもレベルが全然違うのかもしれませんが…。
でも体を使った遊びをしてくれたり、思考力、集中力、記憶力を養うゲームをしたり子どもの能力を高めるといった点では同じで、破格の値段の幼児教室に通っていると思えばとてもありがたいものだと思います。
家で親子であそこまでの関わりは正直私にはできません。
「療育」「発達障害」という言葉にとらわれずに考えてみてもいいと思います。
迷っているなら行動を
【療育に通うまで~】でもお伝えしている通り、療育に通うまでは本当に時間がかかります。
検診以外でもうちの子あれ??と心配に思ったら市役所の子育て相談室に早めに相談に行ってください。
もしかしたらそんなに心配しなくてもーなんて帰されることがあるかもしれません。
それでも我が子のことが気になるなら一度発達検査をして欲しいですと堂々と言いましょう!
正直大半の場合夫はあまりあてになりません。みんながみんなではないと思いますが。
子どもと接している時間が圧倒的に違うのですから。
毎日我が子を見ているのは自分なのですから、自分を信じましょう。
コメント
[…] 効果は?療育に通って1年~その後の発達~意味ある?ない?子どもの発達… […]